不連続作品鑑賞

感想めもです。ネタバレしかない。

真夏の死/三島由紀夫

煙草

★★★☆☆

いいね。

 

春子

★★★★☆

三島はこういうのも書くのかと思ったが、パブリックイメージはこれが近いらしい。良かった。

 

サーカス

★★★☆☆

寓話的で生と死で、嬉しい。

 

翼

★★★☆☆

小鳥のようなかわいらしさ、儚さ。

 

離宮の松

★★★☆☆

教科書に載せたほうがいい。

 

クロスワード・パズル

★★★☆☆

悪くはなかったがこの手のタイプなら爽快感を求めてしまう。

 

真夏の死

★★★★☆

感情を書いてくれてありがとう。夏の烈しさと、人間の烈しさ。

 

花火

★★★☆☆

表現が好きだった。意味はよくわかっていない。

→わからずのホラーでいいらしい。三島ってそういうのも書くんだ。

 

貴顕

★★★☆☆

直喩すぎるところはあった。

→歴然たるモデルがあるらしい。仕方なし。

 

葡萄パン

★★☆☆☆

ツウィストの人たちの話刺さらなさすぎる。

 

雨のなかの噴水

★★★☆☆

個人的な盛り上がりは最初にあった。

花ざかりの森・憂国/三島由紀夫

自選短編集

 

花ざかりの森

★★☆☆☆

刺さらなかった。

 

中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記

★★★☆☆

死をもって「生きる」ということが完成する、わかります。

 

遠乗会

★★★☆☆

人は自分勝手で愛らしい。

 

卵

★★★☆☆

本来はもっと好きな物語だと思うが、私は卵料理が好きではない。

 

詩を書く少年

★★★☆☆

ナイス苦悩。

 

海と夕焼

★★★☆☆

わりと好き。

 

新聞紙

★★★★☆

生と死が好きなだけかもしれない

 

牡丹

★★★★☆

平和な日常のなかに突然の物騒、好き。

 

橋づくし

★★☆☆☆

?

 

女方

★★★☆☆

楽しく読んだ。感想は特にない。全て書かれていたのみ。

 

百万円煎餅

★★☆☆☆

解説読むまでわからなかった。時事ネタらしい。自分の知識不足。

 

憂国

★★★★★

私が三島由紀夫に求めていたことはここにありました。ありがとう。

 

月

★★☆☆☆

刺さらず。

蟹工船/小林多喜二

★★★★★

面白かった、といっていいのかわからないが、とても面白かった。ん!ん!この作品が生み出されたという事実、すごすぎる。

プロレタリア精神と文学精神の両方を同じぶん抱えていないと書けない物語。

正直私は志賀直哉が好きではないのだが、多喜二がなぜ志賀直哉を好きなのかはなんだか少しわかったような気になった。

田園の憂鬱/佐藤春夫

★★★☆☆

怖すぎます。面白かったし楽しく読んだ、しかし怖いものは怖い。

一人の人間が徐々に狂っていく様を見せられるというのは、こんなにも恐ろしいことか。もっていかれるかと思った。精神薄弱者は読まないほうがいいまである。

なんでこの精神性で門弟三千人なんだ。強靭な精神で弱きを見つめこの作品を描いたの?脆弱な精神で寄り添い遂げたの?どっちにしろ怖い。すごすぎるだろ。この感情は、畏怖。

春琴抄/谷崎潤一郎

★★★★★

震えた。これはマゾヒズムではないだろう。ただひとつの尊い愛の物語である。異常、倒錯、そんなものではない。佐助は誰よりも春琴を愛し、まあ春琴も佐助を愛した。それだけだ。陶器のように艶やかで冷たい、愛。

音を描いていたのも良かった。世界に深みが増した。これが耽美であるか。谷崎潤一郎ってすごすぎ。

最初の方急に佐藤春夫でてきてウケた。

エムブリヲ奇譚/山白朝子

★★★☆☆

正直最初の作品はあまり刺さらなくて、どうなんだろうと思った。しかしこそから『ラピスラズリ幻想』『湯煙事変』と好みの作品が続き、自分が徐々に盛り上がっているのを感じた。『櫛を拾ってはならぬ』が一番好き。

楽しく読んだ。面白かったが、私以外にこの作品がもっと刺さるという方が絶対にいると思う。

あとシンプルに連作短編集って読みやすくて楽しくて好き。

おすすめしてくれてありがとう。

儚い羊たちの祝宴/米澤穂信

★★★★★

米澤穂信は、清酒。すっと飲みやすく、美しい。米澤穂信の短編ミステリって読みやすくて面白くて本当にいい。

一番好きなのは『玉野五十鈴の誉れ』。他も良かったが、これが良すぎた。

通して読むことに意味のある作品というのは、嬉しいものである。

ミステリが好きな人であれば、全員楽しく読むことができると思う。おすすめ。